アメリカ漂流記~極寒の地より
時差ぼけもほとんど解消し、さあ、お仕事の開始です。
早く終わらせて一刻も早く帰国しなくては・・・・
愛する妻と娘の為に・・・(ちょっとアメリカンな私に感動)
朝7時50分に出発し、帰りは早くても8時、遅い時は10時くらいになります。
それから晩御飯をつくって明日の弁当をつくって洗い物を済ませてから寝るので
日付が変わってしまいます。労働環境は劣悪です。
現地スタッフは5時くらいには帰ってしまいます。ふつう、現地スタッフが帰ると
安全管理上の理由から我々も帰らされるのですが、この国はそんなのお構いなしです。
工場のライン建設も遅れに遅れていることから、我々は頑張らねばならないのです。
つらいね。雇われの身って・・・
土曜日も全く同じように出勤します。
工場の便所は計算機室からすごく離れていて、結構余裕を見ていかないと間に合わなく
なってしまいます。内股で小走りに走っていくミッシェルの姿を目撃しました。
パンツ汚してなければいいが・・・・
トイレはアメリカンスタイルで戸の下のほうが30センチくらい空いています。
あずましくないです。(訳:落ち着かないです。)
でも、インドみたいに手で洗わない分まだましです。
帰ってからシャワーを浴びるのですが、この前買ってきたボディーシャンプーが強烈なメロンの香りなので、毎回吐きそうになります。
昨日、体じゅうにジンマシンが出来て、「栄養に偏りがあるのかな」と思ったので
総合ビタミン剤を買ってきました。いろんなビタミンがバランスよく入っていて、30日
分で900円位でとても安いです。
アメリカ人は脂っこいものをバンバン食って、ビタミン剤を腹が膨れるほど飲んで
ぶくぶくに太って早く死んで行くのでしょう。
我々はなるべく日本食を作って食べています。(結構割高になりますが・・)
リビングにはテレビが1台ありますが、私の部屋のテレビはどういう訳か1チャンネルしかまともに移りません。しかも、あたりまえですが全て英語です。
テレビを見ていても全然つまらないです。バラエティ番組をやっていて、観客が笑っているんですが、笑いのツボがいまいちわからないのです。
「コーラ飲んでお腹パンパン!」「ワーッハッハッハ」みたいな・・・・
ミッシェルは笑ってましたが・・・何か違う意味があるのでしょうね。
まぁ、今週はこんな感じで何とか生活になじんできたといったところでしょうか?
作品名:アメリカ漂流記~極寒の地より 作家名:ohmysky