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アメリカ漂流記~極寒の地より

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朝7時に起床し、熱いコーヒーを飲んで7時50分に車でアパートを後にしました。
まだ、時差ぼけがなおっておらず。とても眠たいです。
中道くん以外は朝飯食わない派なのでよいのですが、中道くんはガリガリのくせに大食い
で、朝飯もしっかり食わなければダメなたちのようです。

この前、昼飯用のご飯を食われてしまい、みんなにブーイングされていました。
晩御飯も食べた後はリビングのソファでうとうとと寝てしまい、極楽トンボの
ような人です。普通の人ならぶくぶく太るのになぜかガリガリです。
本人曰く「油断したらやせてしまう」そうです。うらやましい・・・
多分相当栄養価の高いウン○を毎日たれているのでしょう。

竹村(通称竹ちん)は、甲斐甲斐しく動き回って、洗い物やら掃除やらやってくれます。
こんな人、ひとりはメンバーにいると非常に助かります。
旦那にしたら結構楽できるタイプです。まだ独身なので興味のある読者(女性のみ)
はご連絡ください。

外の気温はマイナス10℃、刺すような寒さです。車のガラスは凍り付いていて、
ガリガリ棒を買わないとダメだとわかりました。
こちらに来る前に「現地はとても寒いので防寒対策をしっかりしてきてください」と
いわれていたので、作業服の下にはセーター、タイツをしっかり着込みましたが、
それでも寒くて震えてしまいます。これだけ寒いのですが、なぜか雪は積もりません。
時折ぱらぱらと降る程度です。なので、車のタイヤはノーマルなままです。
道路が凍った時はどうするんだろう・・・

さて、今日はこれからの仕事の準備と関係者への挨拶廻りだけなので、早く帰れる事を
期待しながら事務所となっている工場横のトレーラーハウスに向かいました。
トレーラーハウスの中は暖かいのですが、作業場所である計算機室はまだ暖房が出来て
おらず、かつ壁の1つがまだ出来上がっていないので5℃くらいしかありません。
「寝たら死ぬなぁ」と誰かがつぶやきました。本当にそうだと思いました。

こんなところで死んでたまるか!!

今回のお仕事は命がけです。
無事、挨拶も済ませ、作業環境も整理できたので、この日は午後6時くらいにアパートに
帰りました。
「早く帰ると聞いていたのに結構遅いな」と、この時点では思っていたのですが、これが
とっても早い帰宅時間だったことに気づくのは月曜日以降になります。