アメリカ漂流記~極寒の地より
今日、ルームメイトの竹ちんが歩いて近くのスーパーまでお買い物に出かけました。
シャワールームのカーテンの留め具を壊してしまったのでボンドを買いに行くのです。
ついでに、サラダ用の野菜も買って来てと頼みました。
見つからない時は、店員にこうこう言って聞けばいいよと対策を伝授した後、
降りしきる雪の中、英語の苦手な竹ちんは不安そうな面持ちで出かけて行きました。
ボンドと野菜はすぐに見つかったそうです。これに気を良くした、のんべえの竹ちんは
ついでにビールを買おうとしました。ところが、店員がなにやら訳のわからないことを言ってビールを売ってくれません。(たぶん、若く見えるので18歳以上かどうかというようなことをいわれたんだと思います)
ついにビールをあきらめた、のんべえ竹ちんは野菜とボンドを持ってとぼとぼともと来た
道を引き返すのでした。
出かけてから約1時間で、竹ちんの冒険は終わりました。帰ってきて早々、「昼間はビールを売らないみたいっすよ」と言ってきたので、「そんなわけねーじゃん、歳聞かれたんじゃねーの?」と言ったら、「今回は初めてだから良しとしておこう」と自分に言い聞かせておりました。
がんばれ竹ちん!、「しょげないでよベイベ〜〜♪」と頭のなかで何度も
繰り返し口ずさんでしまう私でした。
作品名:アメリカ漂流記~極寒の地より 作家名:ohmysky