トルコ行進曲
滞在先のホテルのフロントのおじさんは名前をオズジャンさんといい。一見、小太りのやくざ風のいかつい顔をしているが、とても気さくでユーモアにあふれるおじさんだ。
英語がほとんど通じないので、身振り手振りでいろいろなトルコ語を教えてくれる、いわばトルコ語の先生なのである。
たとえば「ヤワシワシ」は「ゆっくりゆっくり」、「チャブチャブク」は「早く早く」
など、いろいろ便利な言葉を教えてもらった。
ホテルで食事をしていると、しょっちゅうやってきては、訳のわからないことを口走っていなくなる。
疲れているときは、けっこううざったい。最近の言葉でいうと「うざい」のである。
帰るとき、悲しそうな顔をしていたのが印象深い。