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落葉する季節 - リライト版 ゴーストハント 完結記念小説-

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3-1



「あれ? 勇人さん?」
思わず声を掛ける。

文化祭二日目午後。準備免除の代わりにずっとクラスの出し物の店番――自主制作の映画のもぎりをやっていたあたしに、ようやく自由時間を与えられてウキウキと校内を回っていた時だった。
ルーズに穿いたパンツに重ね着という私服姿で、髪の毛もツンツンにさせているが、見間違いはしない。むこうも驚いたようにこっちを見ているので、間違いない。
「谷山さん……」
バツの悪そうな顔をして、コンニチワと挨拶をする。
「今日は、友人さんに会いに来たんですか?」
あたしが写っている学校行事の写真を持っていて、あたしの下駄箱に手紙を入れられる人がいるとしたら、この学校の生徒だ。
「あ、うん。そうなんだ」
勇人さんは、歯切れの悪い返事をしながら、キョロキョロと辺りを見回す。なんだよ、ちょっと意地悪しただけじゃん。

思っていたところに、遠くからうちの制服を着た女子が走ってくる。
「勇輝いた! 見つけたー。…って、あら」
目の前の男子――勇人さんに腕を絡めて、三年生の女子生徒があたしの存在に気付く。
「谷山さん! 今日も一日中店番じゃなかったの!?」

瞬間、あたしの名前を呼ばれるが、呼んだ彼女にあたしは見覚えがない。
「え、なんで名前」
「ごめんなさい! 下駄箱に手紙を入れたのは私なの!」
勢いよくお詫びの姿勢をとった彼女の迫力に負け、思わず下がる。
「どういうことですか。ええと、先輩」
名前が分からないので、学年関係で呼ぶ。
「はやし。林 尚子」
すぐに意図を察した彼女は名乗り、
「勝手なのは分かるんだけど、話を聞いてくれない?」

そう提案してきた。