小説が読める！投稿できる！小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ！

惑星【ジーメンス】。その中にあるただ一つの国家。【ファラド】
そこに住む青村セイジは普通の子供だった。
だが、セイジ…いや、ファラド国に大きな事件が起こった。
それは、2か月前の事。
ファラド国に、沢山の宇宙人が攻め込んできた。
いきなり、何の前触れもなく。
軍隊も持たず、何の備えもしてなかったファラドは一気に制圧されてしまった。
それと同時に、沢山の国民が殺されてしまった。
それでも、残った大人たちの頑張りによって、なんとか1/4は取り戻す事が出来た。
このままのペースで、宇宙人を追い出す事が出来る！
そう、思い始めた。が。
いきなりの罠。そう。取り返した土地に罠がしかけられていた。
そのせいで、まず真っ先にその土地に入った大人たちが、みんな連れ去られてしまった。
みんな。もちろん、セイジの親もだ。
大事な戦力を失ったこの国は、またのこり1/4まで追い込まれてしまった。
もう駄目だ。残された子供達がそう思い始めた。
が。そうは思ってない子がいた。
新島ヒトミ（にいじま　ひとみ）。
セイジの幼馴染だ。
どうやら、宇宙人と戦う気らしい。
「みんな、武器を持って。宇宙人を追い出しましょ！私の考えに賛同する人は手を挙げて！」
だが、残されたのはみんな子供。
勝てるはずがない。
みんなそう思ってか、手を上げない。
セイジもだ。
「みんなこのまま殺されてもいいの！？」
ヒトミのその一言で、はっとした。
そうだ。このまま死んでしまうのは嫌だ。
スッ
セイジは手を挙げる。
「さすがセイジ！」
ヒトミがセイジにうれしそうな顔を見せる。
「他には？」
みんなもそう思ったのか、セイジのほかにも、みんなが手を挙げた。
あいつらを追い出してやる！
そんな声が聞こえてくる。
そして、落ち着いたころ、
「みんな、ありがとう」
ヒトミが感謝を伝える。
そしてこう言った。
「今、ここに！防衛隊…いや、”Ｕ・Ｍ・Ｏ”隊、設立！！」
「「「おおーーー！！！！」」」