ある二人の兄弟はビルの80階に住んでいる。ある日、旅行に出かけて家を戻った時、ビルは停電していることに気づいた。二人は大きい荷物を背負っていたけれど、上までのぼるにはここを通るしか方法がない。そこでお兄さんは弟に言った。「階段を上っていくことにしよう」。そして、二人は荷物を背負って階段を登っていった。20階まで上ったころには二人は疲れだしていて、お兄さんは言った。荷物が重いので荷物だけそこにおいて、電気がついたらエレベーターをつかって荷物をもっていこう。そこで荷物は20階において、話したり、笑いながら上って行った。しかし、よいことは長くは続かず、40階に着くと、二人ともかなり疲れてしまっていた。まだ８０階の半分しかのぼっていないことを思い、二人はこんなはずじゃなかったと相手ののせいにしてお互い責め合った。そして喧嘩しながら登っていき、60階に着くと疲れて喧嘩をする気力もなくなっていた。弟は言った。喧嘩しないで登ってしまいましょう。そして二人とも黙って登り続けていてやっと80階に着いた。興奮して家のドアの前まで来たとき二人は部屋のカギは20階に置いてきた荷物の中にあることに気づいた。
