ハードボイルド
「わたくし、濃いだいだい色のボディが自慢の【にんじん】です。
わたくしの事を【キャロットちゃん】って呼んでくださるお友だちを紹介します。
【じゃがいも】の『ポテト君』です。どうぞ、自己紹介して」
「えっとえっと、ぼくが【じゃがいも】です。キャ、キャロットちゃんとお友だちになれて嬉しいです。おしまい」
「もういいの?もっとアピールしないと。例えば、わたくしの中には『カロチン』が
たぁーぷりです。少しにおう。どっち?…匂う、それとも臭う?好き嫌いはあるのは当然、わたくしだって、避けたい方もあるもの。でもね、お付き合いをちょっと考えれば、仲良くなれるかもしれないわ」
「キャロットちゃんは、お話が上手だね。ぼくは、そんなふうにしゃべれないよ」
「うーん、仕方ないな。じゃあ、わたくしがポテト君のこと、お話してあげるね。
えーポテト君は、アイダホ生まれのおじい様からの分け身の北海道生まれ。男爵とかクイーンとか、なんだかとっても由緒ありそうな家系です。結構、淡白だけど、ホクホク熱くなるポテト君はとっても綺麗。あつーい油のお風呂に入ってカリッとフライにも、ホワイトソースやブラウンソース。味噌スープに。それからサラダ。それから男性のハートを鷲掴みの肉じゃが。まだまだたーくさん、ね、ポテト君」
「キャロットちゃん、ありがとう。でも、そんなふうに言われると照れくさいな」
わたくしの事を【キャロットちゃん】って呼んでくださるお友だちを紹介します。
【じゃがいも】の『ポテト君』です。どうぞ、自己紹介して」
「えっとえっと、ぼくが【じゃがいも】です。キャ、キャロットちゃんとお友だちになれて嬉しいです。おしまい」
「もういいの?もっとアピールしないと。例えば、わたくしの中には『カロチン』が
たぁーぷりです。少しにおう。どっち?…匂う、それとも臭う?好き嫌いはあるのは当然、わたくしだって、避けたい方もあるもの。でもね、お付き合いをちょっと考えれば、仲良くなれるかもしれないわ」
「キャロットちゃんは、お話が上手だね。ぼくは、そんなふうにしゃべれないよ」
「うーん、仕方ないな。じゃあ、わたくしがポテト君のこと、お話してあげるね。
えーポテト君は、アイダホ生まれのおじい様からの分け身の北海道生まれ。男爵とかクイーンとか、なんだかとっても由緒ありそうな家系です。結構、淡白だけど、ホクホク熱くなるポテト君はとっても綺麗。あつーい油のお風呂に入ってカリッとフライにも、ホワイトソースやブラウンソース。味噌スープに。それからサラダ。それから男性のハートを鷲掴みの肉じゃが。まだまだたーくさん、ね、ポテト君」
「キャロットちゃん、ありがとう。でも、そんなふうに言われると照れくさいな」