小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

おぶりがぁど!~ブラジル滞在日記

INDEX|6ページ/21ページ|

次のページ前のページ
 

それから1週間程経過し、近況報告のメールを出しました。
工場には色々な人種の人が働いていました。
若い女性の通訳、ホザーナさんという人が私に専属で付きましたが、
実は、この女性、日本人の男性と結婚したけれど、1年で離婚しブラジルに戻って
女で1つで一人娘を育てていました。
実は、日本語は片言しか話せません。
私は英語が話せたので、通訳協会の会長さんが、私を呼んで、
「ミスターは英語が話せるので、この子で我慢してほしい。」
と言われたのです。
この会長さんから、彼女が苦労しているという事を聞き、同じく一人娘がいる私は
快諾しました。
おかげで、ポルトガル語を教えてもらいながら、日本語を習うという奇妙な関係が
生まれたのでした。

そんなことをやっていた頃のメールです。


幸一@ブラジルです。

みなさん、お元気でお過ごしでしょうか?
私は、元気で毎日を過ごしております。

今は、23日の午後10時45分です。
最近は残業が多くなって、8時ぐらいに
帰ります、それからご飯を食べに行って、
ホテルに戻ってくるのは、この時間です。
朝、起きるのがつらいので、なかなかメール
出来ませんが、がんばってメールしています。

千鶴は元気にしていますか?
こんどの、日曜日の午前中に国際電話しますので、
声を聞かせて下さい。

こちらの状況ですが、概ね順調に進んでいます。
ただ、工場の設備が遅れていて、帰るのが若干
遅れるかもしれません。
ただし、1週間位だと思いますが・・・・・

(注:この時点では考えが甘く、1週間位だと踏んでいましたが、かなり長く滞在することになります。)

ポルトガル語はだいぶ上達しており、帰国後には、
コロンビア出身の旦那に試してみたいと思っています。

(注:コロンビア出身の旦那とは、妻、良子の友達の旦那がコロンビア人で、一度一緒に遊びに言ったことがあって、友達になったのです。
この頃の私は、コロンビア人はポルトガル語を話すもんだと誤解してましたが、イタリア語だったのですね・・・

その後、彼は離婚して、母国へお帰りになったと聞いています。)

これを機会に毎日ポルトガル語の猛勉強をしています。

(注:実は、通訳のホザーナさんが使い物にならないので、やむなく勉強しておりました。)

今日の夕食は、中華料理でした。
こちらの郷土料理は、結構いけますが、あきてしまったので、
最近は、中華や日本料理がおいしく感じます。

日本語、英語、ポルトガル語、スペイン語が入り混じった中で
仕事をしているので、時々自分が何語をしゃべっているのか解らなくなります。
日本人にポルトガル語で話し掛けたりして・・・・

最近、部屋の中に蚊が発生して、結構刺されています。
こちらでは、マラリアが流行しているので、心配ですが、
今のところ、なんともありません。

さ来週には、ベロホリゾンチに外人登録しに行かなければなりません。
ベロホリゾンチは、私が住んでいるイパチンガから車で4時間位かかります。
一人で行かなければならないので結構憂鬱です。
でも、なんとかなるでしょう。

(注:実は、その後工場がトラブって、仕事が忙しくなり、外国人登録するのをすっかり忘れてしまっておりました。
それが帰国時に大事件を起こすのですが、それは後ほど・・・)

今は、お茶漬けが食べたいのと、露天風呂に入りたいです。
帰ったら、じいさんのにぎりずしが食べたいです。

(注:当時、じいさん(妻の父)が良くにぎりずしを作ってくれており、私の大好物でした。)

よろしくお願いします。

時差ボケはなおりました。
帰ってからの時差ボケがこわいです。

今度、ブラジルに行く機会があったら、みんなで行きたいと思います。
結構いいところですよ!!

それでは、またメールします。