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フレンドボーイ42
フレンドボーイ42
novelistID. 608
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支配するもの。支配するもの。支配するもの。

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 『取るに足らないな。お前らなど、何だというのだ?俺を怒らせるものは俺を全く価値的に理解していないものである。そうだろう?『世界』を握るためには別にナイフもピストルも、軍もノートも必要がない。俺の、この口と手があれば簡単にできるのだから。お前らには何も理解できないのだろう。もう洗脳計画は始まっている。もう、すべての血を俺が握ることも可能だというのに。まあ、いいさ。分かっていないならわかっていないでいい。お前らなんていらないよ。いらないよ。俺に対して恨みを、妬みを嫉みを植え付けたお前らなんていらないよ。
 俺は、少女たちを使って暴力団や金持に接触することができた。俺だけじゃなめられるか、殺されるところだが…やはり少女をあげるのはいいということなのか。まあ、いいさ。その少女どもはA級の少女だ。俺はもうすでにS級の少女どもを自分の性質、側室に用意しているのだ。さあ、お前らは俺の思うように動けばよい。俺の意識を極限まで解放させる。俺の色、それは…そうだな、透明ではない。党名も見えないが、透明ではない。しかし、他人の意志に染まらない俺の心は、しろなんてはずがない。そうだ。見えない色で、なおかつ城ではないもの。それは黒だ。黒。闇。暗黒。すべてを飲み込み吸収して生きる色。それ自体に意志のある色。すべての反乱因子さえも吸収する。逃れられぬブラックホール。次は警察を何とかして掌握しなくてはならない。警察って何者?結局は民衆の犬だろう?ならば民衆どもをすぐに支配してしまえばいい。俺は隣町の民をほとんど掌握してみる。見ろ?警察も動けなくなっているぞ。警察をそうしてここから変えて行くしかない。まず、この町を俺の基地に設定する。動けないだろう?好きなようにはな。次々に少女を動かしていく。どうだ。日本中、少女が消えていくとかそんなことでおびえ上がっているぞ。すべての共通点は、俺と同年代ということかな。まあ、この町と隣町4つを掌握して、ここのニュースはすべて知らせないようにできた。民衆たちに暴力団から得た銃を持たせパトロールにあたらせる。こうして俺は正室・側室と共にこの公民館で息づくもの。このまま世界を征服するのも時間の問題だ。』

 面白いな、この野郎。まさかこんな手記を残していたなんてな。…無駄にも無駄というべきか。俺のように軍人を支配した者こそが真の世界の征服者、黒だ。俺はそう、すべての少女をこいつから奪い取ったものだ。こいつがいかに馬鹿かと思うと…本当に笑えてくる。催眠術…ねえ…無駄だと思うよ?それはただカルト教団を作るだけだよね?俺を見てみればわかるだろう。全ての世界をあいまいに変えるもの、それは多々民衆の民意、というやつだ。それを動かすためにはマスコミを買収すればいい。分かるだろう?俺は政治家さ。コネを金で買い集めて、自分の塔の人間を増やしまくってここにいる。ばれるわけがないだろう?マスコミは報道しないからな。本当に大切なことなんて後回しにするべきだ。じゃないと俺の既得権益がすべてなくなってしまうからな。催眠術師は銃殺させていただいたよ。もう時間の問題だな。すべてのカルト教団をさらしあげてやる。正しいのはカルトなのか?それとも疑似政党なのか?今からその答えを出してやるよ。俺の、姿は海であると。誰もみな、わからない。すべての権益を握るなら、洗脳をすればいいということを。平等なんて俺は知らない。知ったこっちゃない。そんなもの、どうだっていいじゃないか。そんな理想が語られる内は世界は発展しないさ。それは砂上の蜃気楼なのだから。
 お前らをくくりつけて、十字架の形をした椅子に、動けなくなったお前らは、ついに折れた。俺は、お前らを支配した。空に壁を作る必要はない。世界をすべて手に入れれば、それが壁になるのだから!
 さあ、見せてくれ。さあ、見せてくれ!俺を驚かせる、俺の権益のすべてを。アメリカをついに買うことが出来た。日本経済を急激にピンチにしたら、アメリカが死んだ。何でかな?俺は日本企業にアメリカ進出をこぞってさせまくっておいた。もちろん他の国にもだが。全ての経済を縛っておいてから、アナーキズムを発展させる。どうだ。この俺のなりあがり劇をだれが止められる?知らないものをどうやって止められる?

 「そこまでだ」
 どうやら、俺と似た理想を描いたやつが止めに来たようだな。