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第六章一話 激戦の始まり

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時は1944年
ラジオで、あのサイパン島が連合軍により壊滅状態に陥ったとの報告がきた。
一同は愕然とした。
自分達が兵士として出てきたときはまだ、まだ、優勢だったのに!
どうして?なにがどうなって壊滅したんだ?


「日本軍は連合軍を甘く見ているよ。」
チェルグは言った。
どういうことかと聞くと
「アメリカ軍は数千万という兵士と数百万という武器を所持している。」
「「「「「?!?!」」」」」
一同は驚愕した。
だって、情報とはあまりにもかけ離れているからである。
「本当なの?チェルグ・・・」
「あぁ。」
チェルグは残念そうに言った。
「じゃあ・・・・パプアにおいてきた仲間達は・・・」
「・・・・・期待しないほうがいいと思う。」
すると4班は青ざめた。
「あ・・・・あ・・・・・・」
墨田は頭を抱えた。
「何の為に・・・・なんのために・・・・・なんのために!!!!!!!!!!!!!」
「落ち着いて!」
「何の為にあいつらは死んでいったんだ!
なんのために船に乗った仲間達が病んでいったんだ!」
墨田は拳で地面を殴った。
殴りすぎて穴があくぐらいだった。
「チェルグ!どうしてあの時教えてくれなかったんだ!!」
「・・・・・・」
そんな時だった。
「うああああああああああああああああああああ!!!!」
「「「「「!!!!」」」」」
「アメリカ兵が来たぞ!!」
その言葉に西王は戦闘配備と大声で言った。
次々と戦闘位置についた途端

「Japanese troops! !
Take the gun!
Engage it!
(日本軍だ!銃を取れ!迎え撃つぞ!)」

「皆!アメリカ兵は迎撃するみたいだ!気をつけて!」
「わかった!」
「おう!」
「気を引き締めようぜ!」
そして戦いは火蓋を開けた。