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ひととき 熟年の恋

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「コンビニの前に居る」
「わかった、急いで行くよ」

「ううん ゆっくりで良いから、急いでね」
「どっちにするの?」

「うん ええ~と、急がないでゆっくり、早く」
「あはは ???」

恋の始まりの仄かな優しさと
切望とがないまぜになる
ときめきは微かだけれど 緩やかな安堵

ある作家は言う
『肉体は年々老いていくのに、その肉体に包み込まれている
私たちの心は何と十六・七のままなのです。
老人の持つ悲劇、悩みのもとはといえば、この肉体と精神の
アンバランスにつきます。』 と。

『そして人は死ぬまで恋心は有るのです。』 と。

そうだろうなぁ
心は誰にも閉じ込められない
80才の男性が30才のOLに恋をしても
30才の男性に70才の女性が恋をしても・・・

「恋」

摩訶不思議な生き物だこと(^^♪
作品名:ひととき 熟年の恋 作家名:ぱーる