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ながっちょ
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one`s heart 4話 気配

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遠足からちょっと日にちがたったとき、放課後、大会議室というところに軽音部のみんなが集まるというので、トシと一緒に部屋にはいって椅子に座った。。。。

「軽音楽部の顧問の渡辺です。とりあえず一年生が入ったんでその自己紹介のために軽音楽部全員に集まってもらいました。3年生の部長からあいさつです。」

渡辺先生は理科の先生だ。

遠足の3日後。入部届〆切一週間前に真哉と一緒に理解の授業の後出した。

体験入部の人数からけっこうな人数が来るとはわかっていたけど、一年生だけでかれこれ40人くらいはいる… 大会議室がちょうどうまるくらいだ…


「部長の米本です。軽音楽に入部していただきありがとうございます。これから一緒に楽しく音楽をやっていきましょう!」

先輩たちから歓声があがる…


「それじゃあ一年生に自己紹介してもらいましょうか… こっちの一組のほうから順番に、名前とやりたい楽器。あとそーだな、好きなアーティストとかしゃべって。」

顧問の指示に従って一組から自己紹介が始まった…


「1組の吉田瑞希です。やりたい楽器はー ギターです。好きなアーティストはチャットモンチーです。」


「チャットモンチーいえい!」と先輩たちが叫んだ

それから自己紹介はどんどんクラス順に進んでいく。

「藤原疾詩です。やりたい楽器は、一応中学校からギターやってるんで、ギターです。好きなアーティストはacid black cherryとレッチリです。よろしくお願いします。」

トシが自己紹介を終えた。

俺的には、もうちょいボケてほしかったんだけど…

トシにボケろ!って言おうとした時…

「こんにちは~」と天然パーマのガタイがいい男がみんなに大声で言った。

「こんにちは!」とノリがいい女子とか先輩が叫んだ。

会議室が一気に明るくなった。

「えっと!1年2組出席番号31番! 松下悠太です。 楽器はやりたい楽器は未定です。が中学校ではハンドボールをたしなんでいました。 えっと好きなアーティストは、supercellとorange rangeとかです~。よろしくお願いします。」

先輩とか、同じクラスの人に「まっつー!」とか「ゆうた!」とか呼ばれて
手を上げて声援?に松下は応えていた…

松下のおかげで自己紹介は最初の堅苦しい雰囲気から一気に明るくなった。

その雰囲気からいろいろな自己紹介が始まり終わっていって

「えっとやりたい楽器はベースで、好きなアーティストはRADWIMPSです。」

「それじゃあ次の人~」

「次の人ってシンヤじゃん!なにしゃべるの?」

隣にいたシンヤに聞いてみた。
「楽しみにしとけい!」

「成田真哉です。中学校のあだ名は『チョコレイトディスコ』です!」


松下なみに盛り上がったわけじゃないけど、とりあえずみんな笑った…

「俺的にチョコレイトディスコよりジャストミートのほうがおもしろかったなぁー」とダメだしすると、シンヤは一応満足だろ?って顔で睨んで来た…

「それじゃあ次…」

俺の番か…

「えっと。永井です。やりたい楽器は一応ドラムです。 好きなアーティストはsimple plan とポルノグラフィティです!」

まー何事も無く自己紹介を終えた。

「お前がボケろや!」ってシンヤが見てきたのはスルー。

トシのほうを見たらこいつもボケろ!ってジェスチャーしてきた。

そんなこんなで、BUMP OF CHICKENやandropなど俺の好きなアーティストが出始めたころ。

「時間オーバーか…これじゃあ先輩の自己紹介はできないな」と顧問が呟いた。

自己紹介も終盤戦を迎えると、boowyとかマサが好きそうなアーティストが出たり、nirvanaとかが出たりした…

「マサです~。 一応中学校からドラムやっているんで、希望楽器はドラムです。よろしくお願いします。」

マサがこんなに真面目だとは思わなかったなぁー。

一年生の自己紹介が全員終わり、先輩たちの自己紹介になるはずだったらしいが、時間の都合で今度になるらしい。

とりあえずはやくここにいる先輩と仲良くなりたいなーって思った。

ドラムの先輩とは名前と顔が一致しないけど、男女問わず仲良くなったけど、ギターとかベースとかはあんまりふれあう機会がないので顔も全然わからない。

登下校中にギターを背負っていたら、とりあえず今は挨拶している…

「それじゃあ。一年生の自己紹介が終わったので、これから一週間自分たちでコミュニケーションをとって、またここに集るまでにバンドを組んでおいてください。以上。解散。」

渡辺先生がそう言った。

一週間でバンドを組まなきゃいけない。

俺なんかをとってくれるやつはいるのかな?

「ながっちょ!一緒にバンドやろうぜ!」

大会議室の扉を開けたあたりでとしに誘われた。

「マジで!俺みたいな初心者でいいの?」

そう言ってトシに聞いてみた。

「俺も初心者だし!つかベースとドラムがいないんだよ。今。だからさながっちょは初心者のくせにうまいらしいからやってみない?って思っただけー」

初心者のくせにって… つかお前初心者じゃないじゃん!ってつっこんで。

とりあえずOKって返事を出した。

ヴォーカルは?ってトシに聞くと、その隣りに…

「俺だよ!」と見たことある天パーが顔を出した。

「あっ!松下くんだよね!」


「オッス!!」と松下が敬礼してきた。

なんか自己紹介から面白いやつだとはわかってたけど一緒にいて本当に楽しそうだな…

「ドラムは楽しい?」って聞いてきたから、そこから松下とはなして、トシもまざり今日は三人で帰った。

「今度の日曜日カラオケいこ!」

松下が誘ってくれたので、「音痴だけどいい?」って聞いたら。

「カラオケうまく歌うもんじゃなくて盛り上がるもんだよ!」っていってくれた。

話し合ううちにトシも一緒になっていくことになった。

カラオケ久しぶりだなー。卒業式の後に元中と行ったきりだっけ…


バンドとかドラムとかまったくわからないけどとりあえずメンバー集めなきゃ!

松下がいれば楽しいし、バンドも盛り上がるから楽しみだ!

「ファミマでなんか食おうぜー」松下が言った。

作品名:one`s heart 4話 気配 作家名:ながっちょ