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ながっちょ
ながっちょ
novelistID. 33391
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one`s heart 3話 手前。

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「トリケラトプス拳!!!」

なんか今日もにぎやかな、クラスになった。まー最近この高校に来てよかったと思う。マサと出会えたし、まだ軽音に入部するわけじやないけど体験入部は充実している。

マサとお互いにiPodを見せ合ったら、BUMPとRADが共通していてそれで盛り上がった…

「とりあえず、boowyを聞け!」ってすすめられた。

まー俺もandropとsimple planをすすめたんだけど…

「なにぃ!? ピクルが武器持ったぞ!」
最近クラスが中学校みたいだ…

「あのさぁ、次の国語の意味調べやった?」と成田真哉が聞いてきた。

軽音の体験入部で見かけて声かけたのがきっかけで同じクラスだし、席近いし、で仲良くなった。

「おれがやってるわけないじゃん!」笑いながら言ってやった。
まー自慢じゃないけど、宿題やんない派なんだ(笑)俺は。

「なんだよ!使えない~」シンヤは他のクラスメートに頼みに行った。

今日も何事も無く過ぎていく。体験入部もマサに知ってる曲叩いてもらったり、個人としては4ビートを今日学んだ…
体が8ビートにつられるらしんだけど、一回マサに叩いてもらって、リズムが作れれば簡単だった。

時々、トシのいるギターの部屋の前にくると、どうやらトシもマサと同じように弾かされているようだ。

あいつことは中学校時代にいろいろ「トシはうまい」とか聞いたからうまいんだと思う。

そんなこんなで、5/1になった…
今日は…
「遠足だ!!!」
「やべえ、今日バク転できる気がする」クラスの大竹がでしゃばって湖の砂地で頭を強打してみんな爆笑。
そんなこんなで俺たち岸高一年生がいるのは…
「さて山梨に来たわけですけど、クラスの団結を強めるために、魚をとって焼こう!」たしか1組の先生かな?が言った通り山梨にちょっとしたキャンプに来ている!

「んじゃとりあえず、魚係はこっちの池に。釜戸係は本部にまきを取りに来て下さい~」

いろんなところで楽しそうな声が聞こえる。魚を取り逃がしたり、割り箸を釜戸に投げ入れたり…
俺も皿とかとってくるかー。
本部の小屋にいくまでに、さっき集合したでっかい湖と砂地が、木々の境から見えたり。明らかにリスがいそうなもりに囲まれた道を下っていくと、まきをとって、かえろうとしている生徒とすれ違う先に木造の小屋が見えた。

先生が「まきはこっち!調理器具はこっち!」と叫んでいる。
言われるままに、お皿を取ろうとしたとき…

「ガシャン!」と大きな音がした…

横をみてみると、クラスメートの袖崎実紀が、お皿や魚をのせる網やらやらを落としていた。

「はい!」と、お皿をとって渡すときに目があった…
「ありがとう」と言われるまでずっと見つめていたかもしれないくらい、ドキドキした…

何事も無く準備は終わり、少し女子が魚をさばいている光景に若干ひきながら、うまい!焼き魚を食べた…

帰りのバスでは、いろんなところで、クイズだのしりとりだの、恋バナだのが起きていて…

座席が隣の陽気なたくみのおかげで周辺の女子やだんしを巻き込んでババ抜きをすることになった。

心の中はめっちゃテンションが上がっていて、うんよく袖崎さんもいた。
ババ抜きはたくみが2回連続で負けたりして盛り上がって、「席が遠くてやりにくくない?」みたいな話になって、通路の補助席を出すことにした。

すると。

「こっちのほうがいいよね?」と補助席に袖崎さんが座った。つかとなりになった!

なんだろう…ちょっと気にかかりいつもはバカ騒ぎしたいけどババ抜きの間だけやめとこう…

カードは隣へ… 袖崎さんのところからカードを奪うときドキドキする… そんなことをつづけていると何周目かしたあとに、袖崎さんの手札を見てみると、一枚だけ飛び出しているカードがある…

「ババ持ってんの?(笑)」と聞くと

「持ってないよー」と笑って答えた。

「言ったね?」と袖崎さんの表情を見ながら引くと…

「ババじゃん…」心の中で表情にでないよう突っ込んだ。でも袖崎さんの顔は明らかにしてやったりの顔で、思わず2人共笑ってしまった。

そしてその夜。。。


〈to 翔 同じクラスにめっちゃ可愛いコがいるんだけど♪( ´▽`)〉

〈toながっちょ マジか!(^^) どんな感じの人?〉

〈to 翔 ショートで髪後ろに結んでる♫ めっちゃ可愛いヽ(´o`;〉

〈to ながっちょ お前がそんなトキメイたの久しぶりだなww アドレスとか持ってんの(´・_・`)?〉

〈to 翔 持ってないよほしいよ〉

〈to ながっちょ マジか… とりあえず、機会があれば聞け! なんかイベントある(´・_・`)?〉

〈to 翔 テスト明けに球技大会があるかな?うまくすれば貰えるかも( ´ ▽ ` )ノ〉

〈to ながっちょ そっか何時でも相談ウェルカムだぜ! ながっちょはさぁー」何部はいった?〉

〈to 翔 ありがとう♪───O(≧∇≦)O────♪ たぶ軽音楽部かな?〉

〈to ながっちょ そっか… 俺はながっちょとバドミントンしたかったんだけどね。 でもおもしろそうだから頑張って〉

(to 翔 ごめん( ; ; ) 音楽やってみたいんだ。またバドミントン誘って、一緒にいこ〉

〈to ながっちょ お互い頑張ろう!ライブやることあったら呼んでな!〉

〈to 翔 了解( ´ ▽ ` )ノ またね。〉

この日の夜でわかったことが二つある、俺は音楽を高校でやるということ、そして高校生活が袖崎さんに振り回されるということだ…


作品名:one`s heart 3話 手前。 作家名:ながっちょ