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Friend?

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友達とは何なのか。そんなことをここ最近よく思う。
 
 休み時間。本を読んでいると、話し声がうるさくて集中できない。とびっきり面白い本なら周りの音が聞こえなくなるんだが、あいにくと今日読んでる本は良くて平凡ってレベルだ。
 本を読むのをやめて横を見ると、数人で集まって何かの話をしている。どうやら昨日のテレビ番組の話らしい。タレントらしい名前がいくつか話題に上がっていたが、さっぱりわからなかった。ここ数年、朝飯と夜飯を食べているときに流れているニュース以外のテレビ番組をほぼ見ていないからだ。毎日テレビを見てそれを翌日話す、ということを繰り返して楽しいのだろうか。僕にはよくわからない。
 あんな感じで、休み時間のたびに集まって会話をしている奴らを指して、友達というのだろうか?
 
 放課後。急いで教室から出ていく奴ら(たぶん部活だ)もいれば、教室に残って数人で話し込む奴らもいる。
 部活に出かけていく奴らは、大体部ごとに固まっている。青春の汗なるものを流すのであろうか。僕には理解できない。なんであんな面倒くさいことを自ら志願してまでやろうとする奴がいるのか、とさえ思う。

 さて、僕はというと、部活に行くわけでも、教室に残るわけでもなく、玄関に向かう。帰宅部だから早く帰宅するのである。いや、これは少しおかしいか。早く帰りたいから帰宅部に入るのか。
 帰宅部に所属する人の中にも、僕のように一人で帰る奴もいれば、数人で固まってどこかに遊びに行く算段をしている奴らもいる。
このように、放課後にこぞって遊びに出かける奴らを友達というのだろうか?

 高校は自宅から遠い。一時間以上かかる。電車を乗り継いでまで通っているのだ。自分でその高校を選んでおいて何だが、馬鹿らしい。大していい高校でもないのにこんなに移動に金を使うなんて。それに、通学時間がかかるってことは、そんだけ朝早く起きないといけないってことだ。朝が弱い(夜更かししているせいだ)僕としては、正直つらい。なので、朝の通学中は、大体睡眠に充てる。
 下校時は、駅の近くに本屋があるので、そこによく立ち寄る。
僕は学校で暇なときに本を読む。そうでないときは、机に突っ伏して眠っている。そんな生活をしていると、二、三日で本を一冊読み終わってしまうのだ。なので、本を補給する必要がある。ついでに雑誌を立ち読みしてみたりもする。大体は、本に関する雑誌か、某週刊少年誌(名前は出さないが有名なアレだ)、もしくは自転車についての雑誌だ。で、電車に乗って、最寄りの駅に降りて、歩いて帰宅する。
 なんで最寄りの駅に自転車を置いておかないのかという考えが浮かんだ人もいると思われるので、一応説明しておこう。自転車は持っているのだが、普段使いの自転車、いわゆるママチャリってやつを持っていないからだ。
 では、どんな自転車を持っているのかというと、十万円ほどするロードバイクである。これを駅に何時間も置いておくなんて、鍵があっても不安すぎる。そういうわけで、駅からは歩いているのだ。幸い、家からは一キロほどの距離なので、歩きで問題はない。

 しかし、今思ったがこの文章、誰に向けて書いているのだろうか。人に見られることを前提にさっきの部分は書いたが、こんな文章を誰が読むというのだろうか。そういえば、そんなことは考えていなかった。ただただ思いついたので書いただけだ。
 後で読む自分のために書いたか?いや、そんなことはないだろう。こんなものを後で発見しても読み返す気が起きるとは思えない。ならば、他の誰かのためか?それもないような気がする。こんな恥ずかしいものを見せられるとは思えない。うーむ、わからない。そんなことはどうでもいいのかもしれない。
 それよりも、僕はこの文章を何のために書いた?それが問題のような気がする。一体どうしてこんなことをしたのだろうか?
 たぶん、最初の一文が書きたかっただけなんだろう。あとの文章は余分なんだろう。それなら消してしまえばいいのに、むしろこうやって文章量を増やしている。なんでだろうか?不思議なものだ。
 まぁいいや。そんなことは別にどうでもいい。この文章はここで終わりにしておこう。どうせ続ける意味などないのだし。
作品名:Friend? 作家名:うろ