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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「初体験・佳恵編」 第二話

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「私、お父さんやお母さんに心配かけて、そして雄介にも心配かけて、いけないことをしたって反省してる」
「いいんだよ、おばあちゃんはあなたが泣きながら昨日来た時に、一度貴雄と優美子さんに話さないといけないって思ったから。ちょうどいい機会になったのよ。夫婦は仲良くしないといけない。あなたも恋人が出来てそういうことが解るでしょう?貴雄は仕事仕事で自分勝手になっていたから優美子さんも淋しかったって思うわ。あなたに好きな人が出来て自分から離れて行くような気がしたと思うから」
「そうなの?お母さんとお父さんってそうだったの?」
「気がつかなかったの?」
「あまり話はしなかったけど、ずっとそうだったからそんなものかと思ってた」
「雄介さんとそういうふうになっても何も感じない?佳恵は?」
「イヤ・・・何でも話せるようになりたい」
「そうでしょ?夫婦は何でも話さないといけないの」
電話を終えて優美子が戻ってきた。