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印象と私。

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離婚を数十年前にした中年の男性とお逢いする機会が有った。
再婚をしたいわけでは無いけれど、癒されたいのだなぁ と
感じる。
それは、男女共通するもののようだ。
男は優しい母親のような(小さな時に包まれた頃の感受性)
女性を求めるようだ。
女性は頼もしい父親のような(おんぶされた時のでっかい背中)
男性を。

異性に求める根拠は、何なんだろ?

私自身、一人暮らしを経験し始めた頃、とてつもない孤独感・寂寥感を
体験した。
過ぎれば、一人暮らしの気楽、これは宝石にしたらダイヤモンド

ところがところが、ダイヤモンドが石ころになっちまう時が有る
困ったもんだ
でもねぇ、それを楽しむにはどうするか?
私には何種類かの解決法が有る。
先ず、お気に入りのアルコールと好みのつまみを用意して
一人宴会を・・・はた眼には侘しかろうが
一人は一人、がんばったって王子様は現れんじゃぁないか

開き直りに通じるね(笑)
CDをかけたり、妄想したり、涙をポロポロこぼしたり
でどこかで晴々してくる心情が湧きあがればOK。

次は、笑えちゃうエッセイ・小説などを読みまくる
このコーナーで見つけ出す時も有る
そして書くのも良いもんだ
誰がどう批判しようと、書きたい思いを、書き綴っている内に
平常心が生まれる

瀬戸内寂聴さんの、孤独を掌中に入れちまえ
孤独を遊ぼう・・・手玉にとってやろうじゃないか
が、基本

やり方は色々有るけれど、孤独と闘うのが面白くなってるのも
事実だし
はた、と膝をたたくのは、
いろんな方達に慰められているじゃないかと感謝が湧く
老いに不安を抱いたとて、孤独死に不安を抱いたとて、
視えない先をああだ、こうだと考えたところで銓ない

現実の老いた方達を未来の私かも知れない
そう思える仕事が私は楽しい
現実を見据えるチャンス

老いた人を厭う心持を否定はしないけれど、いつか行く道
我が意志と違う方向へ進むかも知れない
有るがまま受け容れる、大きな器(うつわ)作りが必要だな。


作品名:印象と私。 作家名:ぱーる