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思い出した・・・。

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例年よりも1ヶ月早い「大雪」
そして、空ゎ、綺麗な星
そうなんです、気温が-10℃を楽に超えてます。

ここまで、気温が下がると、もぉ、さぶい・・なぁんて段階じゃぁ無いです^0^

しばれる!!^0^

頬が痛い・・・^^;


ふっ!と、昔を思い出したので、書いてみる。

かれこれ、15年以上も前の事である。
とある飲食店で忘年会があった。

女の子7人、ウエイターさん3人、店長、そして、部長。
今日ゎ、12月30日。
明日から4日までゎ、お店ゎ正月で休業。

皆、羽目を外して、ワイワイと騒いでいた。
普段、余りお酒を飲まない店長も、この日ゎ、それなりに飲んだ。

一次会が終わる頃、外ゎ、吹雪いて来ていた。
「まずいな・・・帰れなくなる。」

彼の家ゎ、この町の高台に有る。
吹雪くと、タクシーの運転手も嫌がって、乗車拒否をする場所でも有る。

店長ゎ、「帰れなくなると困るんでお先に~」と店を出た。

案の定、タクシーの運転手ゎ、嫌がったが、「行ける所までで良いよ」との、言葉に、彼を乗せて、高台に向かった。

家まで、もぉ少しだった、しかし、地吹雪で、困難だった。
残り200m・・・。「何とか行けるかな。」
彼ゎ、タクシーを降りた。
運転手の話に寄ると、この時ゎ、まだ、除雪車ゎ来ていなかった。
との証言がある。

その後、店長の行方が消えた。

業界でゎ、「店の売り上げを持って逃げた」とか
「女と逃げた」とか、さまざまな噂が流れ飛んでいた。

しかし、店長の行方ゎ判らないまま、時間ゎ流れて行った。

春が近づいてきていたある日・・・。

道路際より少し奥に、手のひらを開いて上に向けた腕が、にょきっと、雪山から発見された。

誰かが、悪戯したのだろう程度に、数人が見ている。
しかし、奇妙に感じた人が、110番通報をした。

彼だった・・・。

タクシーを降りてから、雪に足を取られたのだろうか・・・

除雪車が、彼に気が付かずに、巻き込んで、押していったのだろうか・・・

彼ゎ、排雪車のローリーに巻き込まれる事もなく、冷たい雪の中で、数ヶ月・・・

死因ゎ、凍死。

ポケットにゎ、あの忘年会の前に貰ったボーナスと給料が、そのままあったと言う。

さまざまな憶測で、色々な濡れ衣を科せられて、暖かな春を前に・・・
発見された。

「売り上げを持って逃げた。」と言って、売り上げを、ネコババしていた部長ゎ・・・逃げた。

残された、奥さんと子供・・・。

誹謗中傷を浴びて、精神的にも、辛かったであろう・・・。

彼の生命保険金が出ると、その街から、消えた。

寂しい、お葬式でした。

そして、彼の事故?ゎ、皆の記憶から消えて行きました。


作品名:思い出した・・・。 作家名:優希