たった一つ。
曖昧な感受性の欠片の正体は
奥底に隠れた真実を気付かぬままにつきつけられること
失いたくない自己愛が
分別を纏って、時の流れが昇華を助けるはずなのに
視えない不安が次の動きに躊躇いを誘う
何度重ねても言い訳を見つけ出せなくなるまでは
おいで、おいで と喜ばせる
決して、知ってて、おいでを繰り返してはいないけれど
受け取るこちらは見透かしてしまう
それは大きな棘となり
捨ててしまいたい分別を否応なく目の前にかざす
もう止そう
言葉の大切は互いに目を見て紡ぐもの
言葉が時として裏腹にならぬよう
誠の真実を目を見て言葉で伝える力をつけて
真実の誠の思いを言葉に汲み取る力を持とう
誠の無い者への執着を断たねばならない
にじみ出る血の痛みを誰に伝える術は無いけれど
誠を捜すことに気付いた心に従ってやろう
その嗅覚はどう研ぎ澄まされるのか
楽しみじゃないか