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『或る然（さ）る貓（ねこ）の話』　mirrorman 著
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｛１｝
　礦（あらがね）の似虎（じこ）。
と云う貓。
　は、一匹の貓。
　は、名前が礦の似虎。
は、一匹の貓。
　は、
　の、
　御話。
を綴る私。
　と、礦の似虎と云う貓の関係。
は一つの非可思義の間柄で有り、一つの神奇玄妙と書い弖（て）も可（よ）いので有る。
　とは、私は、百思う（もも）ので有る。
のだが、礦の似虎は、其の事に就い弖　、如何？考えた有る歟（か）？は、私には判ら毋（な）い。
　否否否（いやいやいや）、考える以前に、・・・・・・・・・・・・・然う、其んな事は、考え弖処毋いの歟も知れ毋いとも、私は、千千（ちち）、百思うのだ、・・・・・・・・・が、否否否・・・・・・・・・・・・・・・・・云云。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・点点点点点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・テンテンテンテン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・転転転転転転転・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・愚図愚図為弖（して）、はっきり為毋いなぁ綴り手さん、アンタ。
　此れ柄（から）、俺を、綴り創っ弖往くアンタ。
　は、愚図愚図為弖、はっきり為毋いアンタなんだよなぁ・・・・・・・・・・・はハは。俺の様相、パリッと為弖物（み）たら如何なんだい？はハはハハ。奇妙珍妙な性格のアンタ、奇妙珍妙な性格のアンタ。　
　に、繰り返し謂うが、俺の様相、少しは、パリッと為弖物たら如何なんだ？い？な？ハはハはは、なぁ、アンタ、なぁ、アンタ。
は、何故、然（そ）う、繰り返し、同じ言葉を染筆（ぜんぴつ）為（す）るんだい？奇妙珍妙なアンタ。奇妙珍妙なアンタ。
　に、型造被る（かたづくら）弖往く俺。
を、アンタの様に、奇妙珍妙なモノと為弖、書か毋いで呉れよなぁぁ。でもアンタの綴り手指は、当てに成ら毋い柄なぁぁ。全くで将（も）っ弖嫌に為（な）るね。アハハハハははハ。処で、アンタ、元気乎（か）い？俺は元気だ。アハハハはははは。
　扨（さて）、
頑頑（がんが）っ弖綴っ弖行っ弖呉れよな、御偉い書生、錯大（そだい）さん。ナははははハは。」
　礦の似虎。
は、聊（いささ）か許（ばか）り、歟？口が悪い貓と云う事が、判る訳なので有る。　　　　　　　し、　　　　　　　　其の上、人語を解し、且つ、喋る事が出来る、少し許り？耶（や）？変わった貓なので有る事も判る訳具合なので有り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・点点点点点点点点点点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
　
　此処で、私の手持ちの或る古本に挟丸（はさまる）弖在った黄ばんだ幺（ちい）さな楮（かみ）に、書き著（つ）け被（ら）る弖有った素人三品？詩の一綴、を書き置こう。　
　
　　唖噫、礦の似虎
　　唖噫、礦の似虎
　　ワシャを譴（せ）め毋いで御呉れにな
　　鮐背（たいはい）のワシャには、御前丈（だけ）が、侶つ人（ともつひと）、なのだからになの・・・・

　　唖噫、礦の似虎
　　唖噫、礦の似虎
　　如何為弖、其んなに口が毒（わる）く相成ったのだなの？？
　　昔は其んなじゃぁ毋かったにのだのにのな？？？？・・・・・・・？
　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　果て毋？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｛２｝
　「ファァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァア」
　第２節目。
　は、礦の似虎の欠（あく）び柄、始まるのだ有る。
と、綴る私。
　其の私に似た誰歟（だれか）？さん？が、今、飼った有る耶？も？知れ毋しの貓。
の御話の綴り手で有る私。
　の洋筆名前（ペンネーム）を一応、記し弖措きますが、ポンポコリン埜狸山です、其れは。　
　
　が、私の事は、何処か遠く横端に置い弖措い弖、礦の似虎の御話を進めま仕様で、前（すす）めましょう。（進めま仕様！？だって？・・・・・変チクな倭言葉だ！ワタクシゴト乍（なが）ら・・・・・・）
とは百思う、今現在の私。
　は、私らしく、私を、碧鏡に映（えい）ずる私ソックリの私。（ヘキキョウ！・・仰々しいヒョウゲン！ダ！ワタクシゴト乍ら）
っぽく遣（や）った有る私者（わたくしもの）で有る私。　　を、
　私。
　と呼ぶ者なのですが、・・・・・・・・・・云云。云云。
　其の私！
　は、
　と来たら、出しゃばり出喋り口。
を持っ弖有りまし弖ですね、自身の創作御話を黙為弖（もだして）綴り往けば良いモノを、ついつい。・・・・・・・・・・・・・・・・・出喋り口めが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メッメッメッ！・・・・・・・・・・・・・・・歍唉（ああ）！私の、高尚な御話しが、只の、おっ放し（笑）、に相成る亜兆し（あきざ）が・・・・・・・・・・・・・・・・・悪い癖。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・御話が進ま毋い・・・・・・・・・・・・・・・・・悪い癖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私、一つの錯大塵（そだいごみ）（泣）。・・・・・・・・・・・洋筆名前、ポンポコリン埜狸山。・・・・・・・・・・礦は欠び、私は愾（ためいき）。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・処でアンタ元気乎い？俺は元気だ、はハハハのはハはははのは葉齒。
　　　
　　言の葉
　　言の葉
　　詩儿（しじん）を包（くる）み

　　言の齒
　　言の齒
　　詩儿を食（は）む、　さ　　　

　　ファァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアア」
　然為弖（そして）、第２節目は、節の始まりと同じくの礦の欠びで終わるのだ有った。