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「ねえ、そーくん」
いや、あなたがそーくんです。
「何？」
みこ（正しくはそーくん）が困った感じで、
「トイレとかお風呂とかどうするの？」
と聞いてきた。
あ、それは考えてなかったな。
「別に気にしなくていいじゃん」
「いやダメだからね！！？」
「何がダメなの？」
「全体的にアウト！！」
「いや、でも面倒くさいじゃん？」
「でもダメ！」
なかなか折れないな～。
「ほら、俺は気にしてないから」
「あたしが気にするの！！」
「俺に見られて何が困る？」
「あたしが見る方が気になるの！！」
あれ？
「でも、お前、見たいんじゃないの？」
「うっ…、見たくないと言ったら嘘だけど…」
「なら別にいいじゃないか」
「………うん」
よし、折れた。勝った。
「よし、じゃあもう6時半過ぎてるし、お前は風呂に入れ」
「…うん」
素直素直。
「変な事するなよ？」
一応、釘を刺しておく。
「しない！！…はず」
うん、じゃあいいや。