片思い
すきです。
僕の小さな呟きはふわりと空気に溶け込み君を包む
君には聞こえない僕の気持ち
すきだと伝えなきゃ何も始まらないと、
伝えなきゃ"恋"は"愛"に変わらないと、
何もしない恋は一時的な幸福感を与えるだけ、残るのは後悔のみだと、
誰かが言ってた
だけど僕は違うと思う
"恋"という言葉では言い表せない気持ちが"愛"なのではないかと
僕の気持ちは息と一緒に吐き出され空気に溶け込み君を包む
甘い甘い空気に包まれ
君はいつしかその空気の存在に気づくだろう
何故自分の回りはこんなにも甘いのか、その答えの先は僕がいる。
僕は吐き出した気持ちの余韻に浸りながら思う
恋とはなんて素敵なモノなのだろう、と
-END-