毎日がブルースだ 《詩集》
― 男 ―
【靴が無いブルース】
また靴屋に来てしまったよ
おいらは靴が欲しいんだ
ピカピカのまっ白い靴さ
それでお酒も止めたんだ
あこがれのこの日が来たよ
おいらは靴を買ったんだ
だから毎日まいにちご機嫌さ
それでお酒を飲んだんだ
酔っぱらって歩いていたら
おいらは靴を無くしたよ
とてもお気に入りのあの靴を
それからずっと裸足だよ
酔っぱらって歩いていたら
おいらは靴を拾ったよ
とてもいい靴だったのに
おいらの足が入らない
酔っぱらうことはもうないよ
おいらに靴は必要ない
だってここから出られない
おいらは居場所は石の下
【靴が無いブルース】
また靴屋に来てしまったよ
おいらは靴が欲しいんだ
ピカピカのまっ白い靴さ
それでお酒も止めたんだ
あこがれのこの日が来たよ
おいらは靴を買ったんだ
だから毎日まいにちご機嫌さ
それでお酒を飲んだんだ
酔っぱらって歩いていたら
おいらは靴を無くしたよ
とてもお気に入りのあの靴を
それからずっと裸足だよ
酔っぱらって歩いていたら
おいらは靴を拾ったよ
とてもいい靴だったのに
おいらの足が入らない
酔っぱらうことはもうないよ
おいらに靴は必要ない
だってここから出られない
おいらは居場所は石の下
作品名:毎日がブルースだ 《詩集》 作家名:伊達梁川