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愛に時間を

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唇でそっと挟み込む。先端は柔らかな小さな二つの丘になっている。その二つを歯でゆっくりと噛んでみるのが好きなのだ。丘の間の切れ込みに舌を入れて上辺に
強く擦りつけると決まって「う」とため息を漏らす。ここが気持ちいいのかな。丸い袋の中身を確かめるように触って掌で包んでみる。固くなったものを指で上下しながらまた口で歯で舌で吸って舐めて擦りつけていく。時々呻き声を上げる。そんな時に頭を押さえつけて腰を動かされるのが凄く好き。苦しくなるくらいして欲しいのに。舐めているだけでとろんとなってくる時に「咥えろ」とか「もっとしゃぶって」とか言って欲しい。そうしているだけでだんだんからだが感じてきてしまう。自分がするのは好きだけど、前戯をされるのがキライなのは何故なんだろう。最初に乳首や陰毛を触りたがるけど、どうしても耐えきれない。最初はおとなしくしてて欲しい。寝転んでるあの人の可愛いアレを舐めて大きくして自分か上に乗って跨がって入れるのがいい。もう濡れてしまってるけど、まだちょっと足りないような感じ。まだ狭くてきついところへあの人を無理矢理入れてしまうのが好きだ。時には自分が下になって入れてもらってもいい。どっちにしてもきつくてちょっと痛い感じでして欲しい。ほんとはめちゃめちゃ舐めたいらしいけど。ほんとにめちゃめちゃ舐められちゃうけどああいやなん。まだ今はダメ。今舐められてもよくないんだよね。でも彼は舐めまくってくる。やっぱり自分が上に乗って入れちゃって腰を振って仰け反ってみる。彼の指が乳首をつまみ上げる。快感が勝ってくると感覚がおかしくなってくる。さっきまであんなにいやだったのに今はもうどんなことをされても平気。「もっと腰振れよ」「いやらしいな。おまえのぐちょぐちょ言ってるのわかる?」「今言った言葉で感じただろ」どんどん変になってくる。乳首を噛まれてもアソコに指を入れてかき混ぜられても気持ちいい。でももっと酷くして欲しい。「もっとひどくして」そう言ってもしてくれるのは少しだけ。だめ。優しくなんかして欲しくない。今は。体中に快感が回って神経が飛んでしまってる。ついね。お尻を向けてしまう。「後から好きだよな」だって後からだと凄くいい。後から入れられて胸を強く揉まれたり、頭を押さえつけられて腰を浮かせられて激しく突かれるともう体中麻痺してしまう。「他の男のこと、考えてるだろ」「ちがう」「じゃ、なんで今さ、ぐじゅって濡れたわけ?」「そんなこと言うから」「おまえがさ、他の男とやってるとこ、想像すると感じる。浮気してさ、すげ、よがるだろ。見せろよな」そう言いながらめちゃめちゃ突かれて。いやだ。おかしくなってしまう。動くのをやめて身体を離す。快感でとろんと寝てるとフタを開ける音がする。かさつく音も。お尻にねっとりした感触があって「じっとして」指が入ってくる。もう一つと違って、全然違う感触。きつくて変になっちゃいそう。もう一つの方にも入れられてあああ、やだあだめ。どんなにもがいても許してくれない。彼が再び中に入ってくる。もう一つの中に。私の身体の奥でなにかがはじけ飛ぶ。
作品名:愛に時間を 作家名:がお