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彼と幽霊 5話

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前回のあらすじ

私の名前は 神崎 黒恵
幽霊です…
壁をすり抜ける事が出来ます。それと、物に触る事も出来ます。
私は、幽からアクセサリーをもらい、物に触れる事が出来るようになり、幽の家に住む事が決定した


黒恵が住んでからもう1週間たった。
黒恵は料理以外なら何でも出来る奴だった。
料理はもはや、殺人料理になってしまう。
私もあの世の住人になりかけた。
幽霊でも腹が減るらしく仕方なく私が作らないといけない生活を送っていた
「幽~お昼ご飯は何かな」「白米に味噌汁だけだよ」「それだけ~」
買い物に行くのを忘れていたため材料がなかった。
(仕方ない…買い物に行くか…)
私は、昼食を食べてから近くのスーパーに来ていた。私の隣には、黒恵がいる。もちろん、誰にも見えてないだろう。
「買い物~買い物~♪」
黒恵は上機嫌だ。そんなに買い物したかったのか?
「何を買うの?」
「そうだな…黒恵は何が食べたい?」
「幽の得意料理」
そうきたか…特に得意料理はないんだよな。
強いて言えば、ロールキャベツかな…
「わかった、早速、材料を買いに行くか。」
「ゴーゴーゴー!」
テンション高いな…


材料を買い家に帰り私は料理を始める。

そして、完成した。
黒恵と一緒に夕食をとる…「おいしいねぇ~」
「そうか…」
少し…恥ずかしいな、一人暮らしだから、誉めてもらえないからな。
それから、のんびり過ごした。

風呂から上がり、ソファーでうとうとしていたので、「黒恵、先に私は寝る。黒恵が寝る部屋は私の隣の部屋だ。」
そう言って私は自分の部屋に向かった。


私はベッドに入り眠ろうとしていると…
「幽…」
黒恵が私を呼んだ。
「どうかしたのか?」
「一緒に寝たら駄目かな?」
(少し寂しいのだろう…)私はそう思い、
「今日だけだからな?」
そう言うと、
「うん。ありがとう…」
黒恵は私のベッドの下に布団を敷き、
「おやすみ…幽」
「おやすみ…黒恵」
私たちは、特に会話せずに眠りについた。
作品名:彼と幽霊 5話 作家名:ざぶ