彼と幽霊 4話
私の名は、望月 幽
幽霊が見え、話せる体質の持ち主だ。
涼風 弓とジョギングしておかしな一面をみて、仲が深まった?感じになった
そして、私は自宅に帰り着いた。
「何か…涼か…じゃなくて弓は変だったな まぁ…あいつの事だ。大丈夫だろう」
自宅でのんびり過ごしていると…
♪~♪~♪~自宅のチャイムが鳴った。
「誰だ?」ガチャッ
「どーも青海急便です」
宅配業者か…
サインを書いて荷物を受け取る。
荷物は実家からの物だ…
これは私が実家に頼んでおいた物だ。
中身は黒恵に必要であろう物だ。
それから、昼寝をして目を覚ますと隣に黒恵が立っていた
「!!!?」
私は驚いた。
「そんなに驚かないでもいいのに。」
黒恵は頬を膨らませた。
「ああ 悪いな…」
「ちゃんと来たよ♪」
楽しそうに応えた。
「いつ来たんだ?」
だが、黒恵は華麗にスルーして
「この箱の中身は何なの?」
「箱?」
私は、辺りを見回す。忘れていた。荷物の存在を…
「黒恵に必要な物だ。」
「私に?中身は中身は?」何か子どもみたいだな…
荷物を開けると
中からブレスレットが出てきた。
「なにこれ?」
「お前専用の物だ」
黒恵の頭に「???」が出る。
当然の反応だろうな…
というか、黒恵…何か幼くなってないか?
「いいか?黒恵お前は幽霊だ。だから、物には触れないだろ?」
「うん、触れないよ?」
「だから、それを触れるようにするのがそのアクセサリーだ。」
と、説明する。
取り合えず黒恵にブレスレットを装着させる。
「そこの箱を持ち上げてみろ」
半信半疑なのだろう持ち上げずに箱を叩いた。
「ホントだ触れる…」
ちなみに
このブレスレットは、壁をすり抜ける時は、一緒にすり抜けるという優れものだ何度か確かめた。ようやく実感が湧いたのだろう
無邪気な子供のように喜んでいた。
「これで、幽も起こせるね」
この家に住む気なんだな…「黒恵…何か幼くなってないか?」
「幽は特別だから私の素顔を見せてるの~♪」
ホントは明るい奴なんだなこいつ…
こうして、望月 幽と神崎 黒恵の2人の生活が始まった。