希望への航海
街灯は消え、月明かりすら届かない
停舶船の明かりが僅かに足元を照らす
テトラに打ち返す波が飛沫となって見えるだけ
遠くに見える貨物船…
今夜はどこに向かっているのだろうか
漆黒の海に映る小さな灯台
運航する船の道標かな
ひとつの灯が照らす
希望へと続く航海
あなたの向かう先の見えない海
道標は必ず見つかるから
エンジンが動く限り
前へ…前へ…
微かに見える灯台の明かりを目指して
ゆっくりゆっくり…
漆黒の海もやがて朝がくる
希望の朝が必ず…
見失うな、灯台の明かりを…
風が吹いてきた…
空を見上げてご覧…
雲の切れ間に星がひとつ、二つ…
あなたの心に優しく微笑んでいる
この海を突き進む力を与えてくれる
希望へ向かう道標に沿って
ポンコツのエンジンよ
ガンバレ!