恋愛日記
〜友達&告白未遂〜
その日の夜いつものように仲のいい友達に電話した。
すると信じられない事を聞いてしまった
「あのね、S君告られたよ。」
「え?!だれに??」
「Mに。」
「え!!うそ・・・。」
告白したのはなんと同じクラスで同じ班のMだったのだ。
「返事は・・・どうやった??」
「ダメだった。くだらない。そう言われたって。」
ダメだったのか・・・いけない感情がでてきつつも
もうひとつの言葉が気にかかった。
「くだらないって、どういうこと??」
「何か興味無いんだって。付き合うとか・・・。」
私はまさかと思ってしまった。実は一年前、
放課後私が一人で教室に居ると、S君がやってきて、
「何?どうしたの??」
「いやぁ〜・・・ってか何で残ってんの?」
「あ〜、部活見てたそがれてたの。」
「ふぅ〜ん・・・。」
そして沈黙がしばらく続いた後、突然
「ゆいって好きな人居る?」
「え?!いゃ、居ないけど、何でよ。」
「別に何も無いけど。俺、実は奈々の事が好・・・」
バタバタバタバタ・・・。
その時、他の男の子がやってきた。
「・・・、嫌いだ。」
「へ?!何それ、どういうこっ・・・」
「○○!!いっ、行こうぜ!!」
S君は急ぐようにその男の子と行ってしまった。
「今の告白?!・・・じゃないよね・・・。」
その時はそのまま終わったのだが・・・。
「え・・・、そっ、そうだよね、後4ヶ月で卒業やし。」
「付き合うなんてくだらない。」この言葉が心に突き刺さった。
次の日
Oちゃんと登校するとS君がどこか元気のない顔をしていた
「Oちゃん、S君暗いね・・・。」
「そうかなぁ??普通だと思うけど。」
一見、いつものS君だけど、どこか暗い感じがあった。
「S君何してるの??」
「別に・・・。」
S君はそう言ったままどこかへいなくなってしまった。
「Oちゃん、やっぱりS君暗かったよ↓↓」
「う〜ん、昨日の事もあったし、S君明日三者面談だしね。」
「あ、私と一緒だ、でも何であんなに暗いんだろう??」
そして明日私では到底どうにもならない現実と
ぶつかる事になってしまった。