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ちょびっつ
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novelistID. 33451
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唐突絶対結論 第一話

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午前四時半
それがボクの起床時間だ

こんなしゃべり方が歴とした女だ

よく見た目と中身が一致していないとか
中身が残念だとか言われるがさほど気にしてない


十二月にもなると寒いもんでなかなかベッドから出づらい
冷気との格闘の末、ボクはのそのそとベッドから体を出した

窓こそ空いてないが流石に寒い
自分を抱き寄せるように両腕を擦った


自分の部屋を出てリビングに下りる
まだ誰も起きていない、静寂に包まれたその場所は酷く物悲しい
ボクはただボーっとその空間を見つめた

家族のいないリビングの食卓
そこに料理が並んだところをボクは見たことが無い



ボクの家は家庭崩壊した家で母も父も犬猿の仲
顔を合わせれば喧嘩しかしない
父は仕事を詰め込んでめったに家に帰ってこない
母は家事を放棄してパートに逃げ出した

何も出来ないボクは母のそばにいることしかできない
だからボクはこの家に帰ってくるんだと思う



顔を洗って髪を整えて制服を着て
今ではトレードマークになっているニット帽を頭にかぶった
最初は顔を見せないようにするためにかぶっていたのにいつの間にかトレードマークになってしまった

別に嫌いではないし
今ではほんとに納得してかぶっている



午前五時半
目が覚めて一時間がたった
ボクはいつも六時になると幼馴染の黄昏 雪那(こうこん ゆきな)の家に行く
あいつのお母さんが朝食を作るのを手伝って雪那を起こすのがボクの日課だから

あと三十分
ボクはただ、空虚な空に転々と散りばめられた星を眺めていた



午前六時になった
待ちに待っていた時間
ボクは玄関に立ちかばんを持った

そして、小さな声で「おはよう、いってきます」といって家を出た



これがボクの日常

でも、今日何かが起こるような

そんな嫌な予感が少しした


―――――――――――――――――――――――――――
――――
――
あとがき

智紗さん編ですが…名前というか人すら出てきてません(汗
いいやもう(投げやり!?

きっと何とかなります!

こっちの小説は結構普通の恋愛小説です
…普通かな?
設定が重いけど(汗汗

なんで初期にはなかった設定が書いてると出てくるのか不思議でたまりません(笑

読んでくださってありがとうございました!