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吉葉ひろし
吉葉ひろし
novelistID. 32011
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アヒルで~す

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ホームセンターに買物に行き、ペット売り場を見ていたら、可愛いアヒルの赤ちゃんがいた。
私は結構動物が好きで、鳥はカナリアやインコ。魚は鯉やウーパールーパー等を飼った。

妻に相談すると
「世話はあなたがしてくれるならね」
と言ってくれた。
てのひらに乗るほどの大きさである。
それは3月の事であった。
それから2カ月で見る見る大きくなった。
雄と雌のつがいで買ったので、とてもうるさい。特に雌の鳴き声はうるさい。
8月には卵をうみ始めた。早速ネットで調べてみると、生では雑菌があり食べられないと書いてあった。
それを読んで食べる気にはなれず、妻も食べないと言った。
毎日卵を産んだ。
誰か食べないかと冷蔵庫に入れたのだが、娘たちも気持ち悪いと言って駄目であった。

アヒルは自分では卵を温めないらしい。鶏に抱かすか、孵卵器で雛をかえすらしい。
ゴミ箱に捨てられているとは知らずに、せっせと毎日卵を産んでくれるが、こちらにしてみれば有難迷惑である。
人間社会にもこれに似た事がある様な気がした。

アヒルの歩く姿はユーモラスである。
それを見ていると自然と笑いたくなる。それに、アヒルは泳ぐ事が苦手だそうだ。
川に放すと溺れる事があるとネットに出ていた。
我が家では一時池に放したのだが金魚が食べられそうなので、プラスチックの池にした。
世話はとても大変であるがその分かわいらしさで補ってくれる。
作品名:アヒルで~す 作家名:吉葉ひろし