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吉葉ひろし
吉葉ひろし
novelistID. 32011
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マリへの手紙

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    SAYOUNARA


「マリ」に愛を抱かなければ

「マリ」がぼくを拒絶してくれれば

「マリ」と僕は従妹であれば

親友でいられたのかもしれない


親友だなんてつまらない

手を握っても何も感じない親友なんて

「マリ」のあの日の手の感触を

ぼくは覚えているよ


さようなら

別れても忘れない

別れたくはないけれど

さようなら


ホームを出て行く電車のように

時間が記憶を遠くにしてくれるだろう

「マリ」への終わりの文字は

SAYOUNARA





作品名:マリへの手紙 作家名:吉葉ひろし