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花火

空が割れるような大音響とともに
港では花火大会が始まりました

わたしはじっと音だけ聞いて
空に咲く花の姿を想像するのです

遠い日

君に湖の花火を見せてあげたい……といいましたね。

あなたは、あなたのふるさとで、
今も花火を見ているでしょうか

山に囲まれたふるさとの人
海の町がふるさとのわたし

いつかきっとその花火を
一緒に見ようと
指切りげんまん……

オボエテイマスカ？

花火よりも儚かった二人の時間でしたね