小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

俺とみこの日常 1話

INDEX|8ページ/12ページ|

次のページ前のページ
 

俺の家に着いたのは5時ごろだった。
「この前来た時と外見は変わらないな。」
健太が言う。
そう簡単に変わってたまるか。
そう思いながら玄関のドアを開けた。
「お帰りなさいっ!そーくんっ!」
えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?
何があった!?
「あの、この子が例の?」
拓哉が驚いている。というか、俺も含めみんな驚いている。
何があった?俺がいなかった7〜8時間の間に!
家の中がめちゃくちゃ散らかってる!
おととい掃除したのに!
「家の中が散らかってるのはお前のせいか!?」
「そーくん帰ってくるの早かったね!まだ5時だよ?部活生なんだよね?」
「無視すんな!お前が散らかしたのかっていってんの!」
「そーくんきれい好き?」
「そうだけど。」
「高須○児並みに?」
「あそこまでじゃねぇ!」
言っちゃ悪いがあのレベルは病気だ。
「あれ、そこにいる人たちは誰?」
「ああ、部活のみんなだ。」
「皆さん初めましてっ!天野みこと言います!」
「ああ、初めまして。長谷川祐輝と言います。」
「初めまして。俺は内田健太だ。」
「初めまして。田中太郎といいます。」
「初めまして。藤原拓哉です。」
「初めまして。糸島桜です。」
部長にみんなが続く。
内田がふと、
「お前初対面なのになじみまくってるな」
と言った。
それもそうだ。俺とみこは初対面のはずだ。
なのになぜこんな自然に話せているのか。
「あたしとそーくんはね、初対面じゃないよ?」
え?
俺はこんな子は知らないぞ?
「わかんない?」
「わからん」
「えっとね、昨日スーパーで見た」
「ほぼ初対面だよ!!」
「自然に話せてるのは蒼大がツッコミでみこちゃんがボケだからだろう。」
ああーね、さすが部長。
「みこボケてないよ?ちゃんとみんなの言ってることの意味わかるよ?」
「そういう意味じゃねえよ!」
「「「「なるほど、そういうことか」」」」
みんなハモッた。
「みんなハモッた〜。」
みこも同じことを考えていた。
作品名:俺とみこの日常 1話 作家名:ざぶ