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入れ替わった二人

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「ん・・・」
朝起きたレイアは着替えようとした・・・が、
「あ、あれ・・・?」
服が入らない、なぜかと思い、鏡を覗くとそこには・・・
「ア、アルヴィン!?」
驚くのも無理は無い、なぜならレイアの体が、アルヴィンになっていたのだから
「うわああああああああああああああああああっ!!」
-ガチャ-
「どうした、レイア?」
アルヴィンが部屋に入ってきた、レイアと目があった
「ぎゃあああああああ!!」
二人同時に声を張り上げてしまった・・・すると、
「どうした!?」
ミラが入ってきた、二人はアイコンタクトをする
(おい、どうするんだよ)
(一様戻らないみたいだから、怪しまれないようになりきるのよ!)
「?」
ミラは首をかしげたまま、部屋をあとにした
「ふぅ・・・」
二人はミラが部屋を出て行ったのを確認すると、安心した・・・その時だった
「レイア!アルヴィン!」
するとそこには、小柄な少女が立っていた
「・・・ミラから聞きました、大丈夫なんですか?具合・・・悪いんですか?」
今にも泣きそうな顔をして少女は言った
「だ、大丈夫よエリーゼ、元気だから、ね?」
今はレイアの体をしたアルヴィンが、エリーゼをあやす
「ごめんな、姫、心配かけちまったかな?」
アルヴィンの体をしたレイアも言った
「・・・今日の二人、変です・・・」
「へ、変かなぁ?」
「その・・・レイアはアルヴィンみたいで・・・、アルヴィンはレイアみたいです・・」
図星をつかれたアルヴィンとレイアは、目をそらす
「・・・話して・・・ください・・・」
真剣な眼差しでこちらを見てくるエリーゼにアルヴィンの体をしたレイアは言った
「誰にも言わないか?」
「はい、言わないです・・・」
そこで、エリーゼに事実を話した
「そ、そうだったんですか・・・」
エリーゼは納得する
「だから、誰にも言っちゃ駄目だからね?」
アルヴィンのレイアは言う
「はい・・・言わないです、絶対に・・・」
そうしてエリーゼは部屋を去った
「なあ、レイア・・・」
レイアの体をしたアルヴィンが言った
「何?アルヴィ・・・」
後ろを振り返ったとたん・・・
-チュッ-
「え・・・?」
拍子抜けしたレイアが間抜けな声を漏らす
「さ、もう寝ようか」
「え、あ、ちょっと待っ・・・」
気が付くともう夜の9時だった
アルヴィンが消灯を消す
-翌日-
「あーーーーーーーーーーーーーっ!」
「どうした、レイア・・・?」
まだ眠そうな顔をしたアルヴィンが言った
「元に戻ってる!」
鏡を見ると、そこには、元通りの姿があった
「戻ったな・・・」
「良かったーー、でも、なんで戻ったんだろう・・・」
「俺のおかげかもな」
アルヴィンが笑いながら言う
「もう・・・///」
レイアも始めは照れ気味だったが、じょじょに笑顔になっていった
その時、隣の部屋のミラとジュードの部屋のほうから悲鳴が聞こえた
それはまた、別のお話・・・





-END-
作品名:入れ替わった二人 作家名:三毛猫