ことばの雨が降ってくる
*踏まれても根強く偲べ道芝のやがて花咲く春は来ぬべし*
中学生の頃、友だちから教えてもらったことばです。
作者は太田垣蓮月さんという尼さんで、若いときいろいろ苦労されて出家した方らしいです。
調べてみたら、この句を知ったのは中学生の頃だという人が多かったですね。
中学生って人生の第一の分岐点でもありますからね。
やっぱり、この句って、『時』を待つことの大切さを教えているのだと思います。
どんなに苦しく、つらくても必ず自分の時がくるって。
もちろん、そのためにはそれに見合う努力をしてのことですけど。
もうだめだって思うこともありますね。なにをやっていても。
ワタクシの場合ですと、公募にたとえますが。
何度応募しても没続き、自分には才能がないんじゃないかと思ったりすることもあります。
でも、この「もうだめだ」と思ったときがふんばりどきなんですね。
ここでやめたらそれまで。
やめるのはいつでもできます。
書ける限り、ことばの雨が降ってくる限り、書き続ける努力をすることです。
ええ、努力は報われます。
というわけで、この言葉はワタクシの座右の銘です。
作品名:ことばの雨が降ってくる 作家名:せき あゆみ