詩まとめ
夜の向こう側
宇宙の向こう側にはなにがあるのかと君は問うた
なにもない、とだけ返した
夜の宇宙、朝の宇宙
朝ぼらけ、夕闇に包まれて
霜月霜降り朝は寒くて
雪が僕の体に降り積もるよ
もう体温じゃ雪が解けなくて
夜の向こう側には君が居るの?
どうか答えて教えてくれ
夜が長い夜は永い
太陽よ、早く昇れ
僕の命の炎が消えてしまう前に
太陽の熱で焦がしておくれ
夜のカーテンを燃やしてしまえば
偽物の君はいなくなるから
夜の向こう側にはなにがあるのかと僕は訊きたい
作成日:2009-02-01