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母の想い出

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 冒頭に記していますが、母は植物が好きで、花の写真を撮ることも好きでした。何冊ものアルバムには、家族の写真と、花の写真がたくさんありました。
 母は新しいものが好きで、家電製品をよく買って来ました。ほかの家は白黒テレビなのに、私の家にはカラーテレビがありました。エアコンを買ったのも、ほかの家より早かったと思います。母は私に、ワープロを買ってくれました。
 私が二十代半ばだったでしょうか。母は五十万円の留守番電話機を買いました。普通は二万円くらいだったと思います。昔の話ですから当時としては超高機能で、画期的なものだったとは思いますが、私は怒って返品させました。母はセールスマンの口車に乗せられることが多く、常識では考えられない高価な羽毛布団なども買っていました。
 高齢になった母は、大きなキャバレーのロッカー室のおばちゃんになりました。有名な歌手や芸人が、毎日そこに来ていたようです。母は歌手や芸人たちと親しく口をきき、多くのサイン色紙をもらって喜んでいました。私も芸能人には興味があったので、母からいろいろ面白い話を聞きました。母は冗談をよく云い、歌手や芸人たちを笑わせていたようです。
作品名:母の想い出 作家名:マナーモード