番外編その弐 墨田家の心の日記
次兄 稔
弟が兵士になってから早くも2週間経ちました。
わたしはあいかわらず床に伏せているが、お医者様も少しずつ良好だとおっしゃってくれた。
しかし長年伏せていたおかげか、よくあの時燈瑚の電車に間に合ったと今でも驚きである。
今は家の中でもつらいのに・・・・いや、燈瑚が頑張っているのに兄であるわたしが倒れていてはいけない。
燈瑚、お前の手紙が来るまでに、少しでもお前を安心させるために強くなるからな。
お前も頑張りなさい。
作品名:番外編その弐 墨田家の心の日記 作家名:sanze1991