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愛はさだめ、さだめは死

（本歌：第３８番
　　　　忘らるる　身をば思はず　誓ひてし
　　　　人の命の　惜しくもあるかな）

　　　　　　　　　　　＊

　　　　あなたは
　　　　何処へ何処へ往くというの
　　　　こんな時代に
　　　　地球（くに）を棄てて往くというの

　　　　私はいつまででも　私だけど
　　　　去ってゆくあなたを愛しててもいいの
　　　　あなたはいつまででも　あなたかしら？

　　　　２４の月の朝
　　　　辺境宇宙探査船の
　　　　飛び立つ音を聞いた