未来のプロフィール/他
世界で一番透明な涙
〜1番〜
[Aメロ]
足音が小さくなって
街の灯は消えてゆく
ひとつずつ ひとつずつ
[Bメロ]
夏の夕虹と冬の有明が好きでした
地球(あなた)が天空に筆をすべらせ
描く千の水彩画
これより尊いものはどこにもないのに
[サビ]
銀の船に乗って
人類(ひと)は次なる惑星(ほし)へ旅立った
赤い土でおおわれた未踏の地
生まれてくる子らは
きっと知らない 雲も雪山も
青い波が寄せ返す海原も
あの日最後に 降った雨は
地球(あなた)の世界で一番透明な涙
〜2番〜
[Aメロ]
遠ざかる愛情たちの
行き先はどこだろう
教えてよ 聞かせてよ
[Bメロ]
風にさらわれた花の白昼夢 草の詩(うた)
ヒースに降り積もる石の記憶や
砂煙の彷徨も
私が両手広げて受け止めてあげる
[サビ]
銀の船は今日も
次の母なる惑星(ほし)へ人類(ひと)を乗せ
時の河をゆっくりと渡るけど
私だけはここで
ずっと地球(あなた)と 生きてゆきたくて
荒れた大地(つち)に木蓮を咲かせよう
夢を見させて もう一度だけ
地球(あなた)の世界で一番美しい夢を
[サビ]
銀の船は今日も
未来(あす)の母なる惑星(ほし)へ人類(ひと)を乗せ
星の河をひっそりと渡るけど
私だけはここで
ずっと地球(あなた)を 愛してゆきたい
枯れた大地(つち)を木蓮で飾りたい
夢を見るのよ もう一度だけ
地球(あなた)と世界で一番美しい夢を
そっと抱くよに 振った雨は
地球(あなた)の世界で一番透明な涙
※所属していた日本音楽アカデミーの作詞研究会で
某作曲家の先生(日本で一番売れたシングルと言われるアノ曲を作られた方)
に金賞に選んで頂いた、非常に思い入れのある作品。
作品名:未来のプロフィール/他 作家名:夏生由貴