あったかい///
清々しく少し肌寒い朝、一人の少年、椿はため息をした。
「なぜ、いるのだ?藤崎」
藤崎という少年は、椿の布団に入って寝ていた。
「藤崎!おいっ!」
いくら揺さぶっても藤崎は起きなく、本日二回目のため息をついた。
「んー…はよぉ椿ぃ。」
揺さぶった数分後におきた藤崎は、まだ少し眠気のあるような声で言った。
「少しいいか?なぜお前は、僕の布団に入って寝た。」
「椿、あったかいから。」
「なっ///」
自分の予想外の答えに一瞬戸惑った椿にそっと頬にキスを落とす。
「朝から、可愛いんだよ。」
「っ!///」
「ばか/////」
ちょうど、聞こえるか聞こえないかの声でそっと言った。
「やっぱ、かわいいぃぃ!!」
藤崎が、地獄耳の事を忘れていた椿はトマトよりも真っ赤になりそうな顔で、構えていた。
「…やば。」
言った頃には遅かった。