戯言の居場所
あまやどり
夕暮れの街に降る
つかのまの通り雨
駆け込んでいく店の中
雨やどり
忙しない日常だけど
少しだけ休もうか
フル回転の頭を休めれば
浮かんでくる優しい笑顔
たまには雨が降るのも
悪くはないかな なんて
少しはにかんだ
黄昏れ時に雨は止み
人々は歩き出す
空には薄く虹が浮かび
雨あがり
時間を忘れずに
ちょっとの温もり抱きしめて
水溜りに映る私の笑顔
うっかり踏んで泣き笑い
今度の雨はあの人と
歩けるかな なんて
相合傘を夢見る
太陽の下 雨粒のメロディ
重なって響く
心のなかに 揺らめくのは
いとしい日々の欠片
雨あがりの街走り抜けてく
まっすぐ目指すのはあなたの元
はにかんだ空と笑顔
たまには雨やどりも
悪くはないよね なんて
ささやいた