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小旅行アドベンチャー「十の踊りと世界の未来」


母「ゆう、起きなさい!遅刻するよ!」
このゲームでは、プレイヤーは家族と暮らす家で母に起こされるところから始まる。
終わりが近いと噂されているこの世界は、それでも安全な場所、綺麗な場所は残っている。
のんぴー「ゆうはやくーうちの市松が退屈してるよー」
市松「退屈してるのは市松じゃなくてママだおー」
しい「しいも退屈してるよー!」
君は友達であるのんぴーや彼女の操るぬいぐるみの市松、そして兄弟とともにそのうちの一つ、海の見える村ジェイへ旅行に行く。
そこでとある少女の踊りを見ることで物語が動き出すのだ。
のんぴー「…ねーゆう、市松がなんか踊りを見てから変なんだけどどうしたんだろ?」
あや「ふふ、なあに? 私の踊りに見とれちゃった?」
紅「違うよ。見とれたんじゃなくて当てられちゃったんだねー。踊りが強力すぎて、ね」
突如現れた訳知り顔の人物は問う。
紅「気になる? ゆう…かな。君が望むなら話をしてあげることはできるよ。あの踊りに関することすべてね」
紅「でもそれを聞いたが最後、君は旅に出なきゃいけなくなる。この世界を、救う旅だ」
紅「それにはもちろん、一緒に話を聞く友達や妹…それに踊り子のあの子も同行する必要があるよ」
紅「それでも、聞きたい?」
そして君は、『十種の踊り』にまつわるストーリーと遺産のことを聞くことになる。
紅「…と。こんなところだね。どうだい、覚悟は決まった? 決まってなくても関係はないんだけどね」
紅「次の踊り手の居場所だけはわかってるんだ。フェイという町で踊り子をしているそうだよ。僕は他の踊り手の情報を探しに行く。次の町で落ち合おう」
そうして、勇者(予定)ご一行の旅が始まった。

高嶺「おー。なんか面白そうな印が見えるよ」
次の町で最初に声を掛けてきたのは全身をローブに包んだ怪しげな人物。
高嶺「ねーねー君たち、魔法使いを雇ってみない? 自慢じゃないけど僕なかなか使えるよー」
高嶺「雇い賃とかそういうのいらないから。君たちの関わってる面白そうなことに僕も混ぜてくれればいいだけだから。ねーいーでしょー」
高嶺「踊り子? この町の踊り子さんなら今出かけてるよ。そう遠くじゃない。」
高嶺「でも最近あの辺には終わりかけの世界の異変でおかしくなった動物が出るって噂だしー帰れなくなってるかもねー」
高嶺「そこで僕! ほら、僕を雇えばそんな動物ぱぱっと追い払えるからさーこんなにお得なことないよー」
なし崩し的に仲間になった高嶺とともに踊り子を探しに行き、立ち往生していた踊り子を助けて第二の踊りを入手した一行は、紅からの情報も手に入れて次の町へと旅立つ。

四人目の踊り子が住む町で出会ったのは、ぺらぺらと薄っぺらい謎の生き物だった。
さより「おどかしてごめんなさい!」
それを追ってきた女性は謎の生き物を捕まえるとそう謝罪する。
なんとその生き物は彼女の召喚したものだというのだ。
高嶺「なにそれ面白い」
さより「どんなのでも書けさえすれば召喚できるんだけど、どんなのでも見ての通りぺらっぺらだから風に弱くなっちゃうんですよね…」
さより「踊り子さん? 確か今は修行中で塔に登ってるんじゃなかったかな…」
さより「…案内しましょうか?」
さよりの案内で塔を登り、第四の踊りを入手した一行は、一行の旅の目的に感動?して強引に仲間になったさよりとともに次の村へと向かう。

六人目の踊り子が住む街はものすごく高いビルが立ち並ぶ妙に近代的なところだった。
街に入る直前、大型のモンスターに襲われかけた一行を助けたのはスーツ姿で眼鏡の青年。
紅真「危なかったですね。このあたり最近物騒なんですよ」
のんぴー「それよりさっきの何!?」
紅真「え? ああ、私の魔法は特殊なんですよ」
さより「眼鏡次第で使える魔法が変わるんですねわかります」
紅真「えっ」

紅真「この街でダンサーが公演してるところっていえば、街の真ん中の劇場しかないと思いますよ」
紅真「今はちょっといろいろあって壊れちゃってるんですけど」
紅真「踊りが見たい? あの人は気難しい人だからな…劇場が直らないと踊ってくれないかも」
紅真の協力を得て、一行は劇場の修理をすることになる。
新築同然に修理された劇場で第六の踊りを見た一行は
紅真「あー…ついていきたいのはやまやまなんだけど、私は仕事も家庭もあるから」
社会人の紅真と別れ、次の町へと旅立つ。

八人目の踊り子が住む街は、モンスターの襲撃に遭い今にも崩壊寸前だった。
一行の目に飛び込んできたのは刀を振るう女侍の姿。
傍目にもわかるぐらい実力のある侍だったが、それ以上にモンスターの姿が多かった。
のんぴー「ちょっとなんかこれ絶対まずいんじゃない?!」
さより「行きましょう!」
高嶺「腕が鳴るなー」
行きがかりで助太刀をする一行。
さと「あ、ありがとう…ございます」
助けた侍は、この街で自警団のような組織に所属しているのだと言った。
しい「ねぇどうしたのこの街?」
さと「この辺はもともとかなり治安が悪かったんですけど、ここ数日でモンスターの動きが急に活発になって…」
さと「正直、もう限界なんです。私の仲間も何人もやられて…」
さと「…みなさんの実力を見込んで頼みがあります。この混乱の原因を叩きに行こうと思うんです」
さとと共に向かった先でこの街の現実、この世界の現実を知った一行は、街を救い、第八の踊りを入手する。
さと「私がこの街にいる理由、もうなくなりました。皆さんの旅に同行させてください」
心強い仲間を迎えた一行は、次の街へと旅立つ。

最後の踊りを入手しにいく直前、羽休めにと立ち寄った村で一行は不思議な出会いをする。
きべ「…………………………」
しい「…あの、なんですか?」
きべ「あああああああの!一回でいいんで『お兄ちゃん』って言ってください!!」
しい「…はい?」
のんぴー「はいしいちゃん離れようねーこの人紳士さんみたいだねー」
きべ「あっ…」
運命的?な出会い方をするきべだが、実力は未知数で仲間に出来ればこの先の戦闘が非常に楽になる。
仲間にするのはそう簡単ではないが、あることをすれば…
この村を抜ければ次はいよいよ最後の踊りである。

世界のはしにひっそりと隠れるように作られた村に最後の踊り子がいる。
まあ「さ、最後の踊り? なな、なんのことですか? 私知らないよー」
最後の踊りを入手するのには相応の実力が必要だ。
これまでに手に入れてきたものをすべて出し切る必要があるだろう。
だが、とある裏技を使えばとても簡単に踊りが手に入るという話も…