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川の西側から200メートル

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ふしぎな力の話をしよう
孤独な

頭に余計なものを詰め込みたくない
今 空気でいっぱいだから
  空気を追い出したくない

なんだろう この 空気の間《あいだ》
なんだろう この 糸 糸 心


昔 宇宙は十次元だった
今は 四次元だ
(10-4=6)
六つはどこへ行ってしまったのだろう
何処かにあるらしい
消えたわけではないようだ

それを見ながら
今日はいい日だね といっている 人が いるかもしれない
この宇宙に

世の中 たくさんの人がいる そんな人がいてもいい



木ノ実から 鳥が産まれたらどうする?
タマゴから 金《きん》が出てきたらどうする?
水に溶ける 魚がいたら 困るだろう?

水で消えない 火があっても 困るかもしれないし
太陽に透ける 雲があっても 困るかもしれない

困ることだらけだ 世界は


刺激物は いつでも なだらかだ



この世界には 扉が 六つある
一つ目は 暗闇で
二つ目は 見てはいけない
三つ目は 聞いてはいけない
四つ目は 迷いこむ
五つ目は 気づかない
六つ目は 魅入られてしまう
七つ目は それ以外の扉
八つ目も それ以外の扉
九つ目は 気づかれない扉 でも開けられる扉
十の扉は 気づいてる そこにある 開けられるけれど
     何故かなかなか開けられない 六つの扉のどこからでも行ける

六つなのに 十あるのはどうしてなのか
数えられるけれど 数えられない
あるけれど ないもの 目に見えるけれど 見えない
それこそが七つ目
よく迷い込むけれど すぐに出て行ってしまうのが 八つ目
なかなか理解《わから》ないんだ 八つは

九つ 十は わからないな
ホントにないのかもしれないし 確かにあっても
扉じゃないと思うかもしれないし





なんだろう なんなんだろう
呪文を唱える
不思議だ 何故だろう どうしてだろう?










それはすてきなことだ 多分
最高に



人は雨に濡れても 溶けはしない
ならば このまま打たれていようかとも思う

走り出せば突き刺さる しずくという 雨に