吾輩は猫のキューピッドなのにゃ
「そちらのハンドルネームは?」
「十七番目にコメントしました」
「『小窓』さんですね。お気に入りに追加します」
「わたしもチビの絵をのせました」
私は「小窓」さんのマイアルバムを見てコメントした。
「上手ですね。チビにそっくりです」
伝言がきた。
「あなたのような人に可愛がられてチビは幸せ者です。コメントありがとう」
その翌日、訪れたチビを見ると、ペンダントがなく、紅い首輪だけになっていたが、優しそうな笑顔の飼い主が付き添って来た。ミーのあとを追って来たのだと云う。その日からは共通に「ミー」と呼ぶことになった。
作品名:吾輩は猫のキューピッドなのにゃ 作家名:マナーモード