母に似たひとへ
旅立ったあなたへ
夏の終わりを告げて
あなたは空へ旅立った
台風一過の空へ
遠ざかって行った
寂寥の季節のプロローグ
いつかは
いつの日にか
あなたと共に
私も旅立ちたいものだ
幸福へ向かって
燦然と輝く
未来へ向かって
旅立ちたいものだ
いまあなたは
何を見ているのでしょうか
いまあなたは
何を感じているのでしょうか
あなたが煌めく想い出を
豊饒なこころを
持ち帰ってくれることを
それを希んでいます
いつしかまた逢えるなら
あのときの爽やかな笑顔を
見せてくれると
約束してください
あのときの素敵なことばを
できればもう一度
聞かせてくれると
約束してください