ゆうかのエッセイ集「みつめて…」
毎朝、会社でコーヒーを淹れて飲むんだけど、今朝のコーヒーはこの会社に入って初めて美味しいと感じた。
どうやら社長が淹れたコーヒーらしい。
それで社長に、
「今日のコーヒーは美味しいですね♪」
って言うと、社長曰く。本で読んだらしいのだが…
――2本のペットボトルに水を入れて一方にはありがとうと書いた紙を貼り、もう一方には馬鹿野郎と書いた紙を貼って、それぞれを冷凍して後でその氷の結晶を見ると、ありがとうと書いた方はとても綺麗な結晶となっているのに対して、馬鹿野郎と書いた方の結晶はとてもぐちゃぐちゃの汚ない結晶になるのだそうだ。実際にその写真も見たとか…。
命の源である水、その水に祈りや感謝を捧げると水は生き返り、私たちに恵みの素晴らしさを教えてくれる…とか。
そして社長は、最近水に感謝をし、何かにつけて口にする時には
「ありがとう!」 と、「俺はついてる!」
という言葉を特に意識して言うようにしているのだとか。
以前私が読んだ本にも書いてあった。
何か良くないことがあった時に、「ついてない」と言葉にすると、それを聞いた自分の耳が、「そうだ、自分はついてないんだ!」と、また自分の脳みそにインプットしてしまい、それはそのまま負の連鎖になる。
これからは、社長はそんなことにはならないかもしれない。
そうなると、今はいつ消えてもおかしくないくらいにダメダメな会社だし、商才のない社長(私の見解)だけど、もしかしたら来年辺りは業績もアップして、ボーナスなんかも出たりして…(笑)
――なぁ〜んて期待したりして…(そこか?! (笑))
平成23年1月9日
作品名:ゆうかのエッセイ集「みつめて…」 作家名:ゆうか♪