ゆうかのエッセイ集「みつめて…」
人は誰かに愛されてこそ、内からの輝きを発することができる。
当たり前過ぎて、誰でも分かっていそうなことを、この年齢(とし)にしてつくづく考えさせられた。
愛する人が自分のそばにいてくれるなら、それはもちろん最高なことなのだけど…。
いつもいつも、誰もがそうだとは限らない。
人は誰かに信頼され、必要とされて、初めて己の存在意義を見出だすものではないだろうか?
これは男女の愛に限ったことではなく、親子であったり兄弟であったり、時には全くの他人の場合においても言えることだと思う。
愛の定義に例外はないのだ。
問題は、そんな風に自分を愛してくれる人が、いるかどうかなのだ。
その人は決して、すぐそばにいなくても良い。
例え離れていても、その人の心を、想いを、感じることができれば、それでいいのだから…。
親の愛を受けられない子供ほど憐れなものはない。
幼い子供には与える愛はまだなく、受け取る愛しかないのだから…。
それすらなかったら……。
その子は何のために生を受けたのか…?
悲し過ぎる現実が、すぐ目の前に繰り返されている昨今。
あなたは誰を愛していますか?
そして誰かに愛されていますか?
愛されて輝くあなたからの光が、無限の輝きとなって世界中の人々へ連鎖してゆきますように…。小さな祈りを捧げよう
作品名:ゆうかのエッセイ集「みつめて…」 作家名:ゆうか♪