ゆうかのエッセイ集「みつめて…」
傷つくか、傷つかないかの境界線ってどこにある?
ほんの些細な言葉の一つが、氷のナイフの様に、
心に突き刺さる時あれば、
大きな怒声が心臓に、風穴あけるほど、
激しく響く時もある。
ひっそりと咲く菫のように、
誰からも目に留めてもらえぬ悲しみに、
心震わせ傷つく事もある。
生きてる花を手折るとすると、
じんわりたわんでポキッとは折れない。
ゆっくり曲げると中々折れない。
折れないけれどその花は、確実に苦しんでいる。
叫んでいるかもしれない。その叫びが聞こえるか?
嗄れた花なら容易く折れる。
僅かな力でポキッと折れる。
人の心も同じなのか?
乾いた心は折れやすく、潤った心は折れにくい、
しかし、折れてはいなくても、確実に傷ついている。
傷つく心。傷付ける心。
傷つかない強い心になりたい。
そして 傷付けない優しい心でありたい。
作品名:ゆうかのエッセイ集「みつめて…」 作家名:ゆうか♪