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心が平静である時
そこには何も生まれない

心に激しい波が巻き起こる時
それは愛や憎しみ
悲しみや恨みとなって
心の海に波紋を生む

波紋を拾って文字にする時
それは詩となって視覚に捉えられ

心の波を詩に代えた時
荒れる想いをそっと静め
大波を乗り越えた船のように
灯りを求めて進むこともできる

しかし
うっかり沈んでしまえば
その先は――
死の門が口を開けて待っている

どちらを選ぶか……
波の間にまに


平成２４年４月１３日